寒い冬ですが・・・・
2023.02.02
「子どもは薄着がいい」という話を聞いたことはありませんか?
これはそれなりに根拠のあることです。もともと人間は「暑さ」や「寒さ」に対して対応できる力を持っていて、子どものころから「暑い」「寒い」を肌で感じることで、この対応力が高まります。冬場もある程度の寒さを感じられるようにしておくことが、健康な体つくりには大切です。
1.体温調節機能が育つ
子どもの体温は大人より高めです。あまり服を着こみすぎると身体の調節機能を養うことができなくなってしまいます。普段はできるだけ薄着で、外気温の変化に対応できるような身体にしておきたいですね。
2.自律神経が強化される
自律神経は生命活動を維持するために必要な神経で、眠っているときの呼吸や心臓の動き、暑いと汗をかく等の体温調節をコントロールしています。自律神経の機能に支障をきたすと、子どもも大人と同様、貧血、頭痛、冷え性、低体温、下痢や便秘などの体調不良が起こります。
薄着で過ごすと、皮膚は気温の暑さ寒さを敏感に感じ、血管の収縮・拡張を繰り返し、体の体温調整機能が養われ自律神経のバランスが発達していきます。
3.動きやすい
寒さ対策のために厚着をするということも一つの方法ですが、薄着を心がけて動きやすい服装にして、運動するのも寒さ対策です。保育園の庭で遊んでいる子ども達は走り回り汗かいて上着を脱ぎ棄てています。
薄着の格好につい大丈夫?と声をかけたくなるのですが、子どものほっぺは熱くてポッポとしています。寒い時期の今、すぐ薄着の習慣の実践とはなりませんが、来秋頃薄着を実践してみませんか?