この季節、たっぷり味わってほしいのが水や砂、土の感触です。いろいろな制約がある中ではありますが、工夫しながら体いっぱいで心地良さを味わってほしいと考えています。

　ホースで水まきを始めると子どもたちが「こっちだよ」「とどかないよ」と言いながら近づき、水がかかると歓声を上げて喜び、何度も繰り返すうちにびしょ濡れになって楽しんでいます。水を撒いているうちに幾筋もの川ができすっかり濡れた園庭で泥遊びが始まります。

　素材そのものを存分に楽しみ夢中になって遊ぶ子どもたち。高い所から低い所に流れる水、傾斜や水の量による流れの違い、運ぶ量と重さ加減等水遊びの中から様々な発見をしています。子どもたちが協力して遊びを広げていく姿が見られます。玩具や遊具ももちろん魅力的ですが、「砂と水」という環境があれば子どもたちは自由にイメージを膨らませて遊んでいます。

小さいクラスでもタライに水を用意すると興味津々で覗き込み、手を入れてバシャバシャすると顔に水がかかってびっくりしたり、泥んこで汚れるのを嫌がったりの姿がありますが、何度も繰り返し経験する中で徐々に慣れてダイナミックになっていき、全身泥まみれになりながら遊んでいます。

存分に遊んだ後は、シャワーを浴びてたっぷりの水分補給をして、さわやかな気持ちよさを味わってほしいと思います。暑い日になると熱中症の心配も出てきますが、環境設定や健康状態に気を配り夏だからこそ経験できることを存分に味わっていきたいと思います。

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