美味しい食材がたくさんの夏。1年の中でも夏にしか出会えない食材があります。園では『夏の味』を覚えてもらう為に繰り返し提供しています。旬の味を余すことなく美味しく食べるためにも子ども達に食べ方の説明をしていきます。

例えば、枝豆。大人の皆さんはどのように食べますか？

子ども達を見ているとサヤを外から押して、中身の豆を取り出し食べる姿が多く見られます。その食べ方だと皮の中にある旨味を食べることができません・・　ゆで汁のチョット塩が効いた味とお豆を一緒に食べる事によって止まらない味になりませんか？　それは置いといて

枝豆のサヤを　唇で挟み指で押して　口の中に豆が入るようにする。

この動作が大切なのです。唇と舌の発達は練習しないと育たないものです。唇でやさしくサヤを支える、指で押し出す、どのくらいの勢いで口に入ってくるのか、これも経験から上手くいくようになります。ただ枝豆を食べる作業にも色々な協調運動が隠れています。それは枝豆だけではなく、デラウェア(ぶどう)もそうなんです。

スイカの種、指でほじって取り除いていませんか？

身と種を口中でより分け、種だけを口からぺっと出す。これは舌の発達を促します。それは魚を食べる時にも同じです。口中で身と骨をより分け、骨だけ出す。

お魚苦手・・それはこんな作業からも生まれてきます。毎日する食事なので、日々練習することができます。ちょっと気にして美味しく、更に口の発達を促していけるといいですね。