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社会福祉法人 ナオミの会 ナオミ保育園

ナオミ保育園で大切にしていること(乳児編)

2023.10.11

 日常から歩くことを大切にして、園庭遊びでボールを追いかける・鬼ごっこで友達を追いかける・追いかけられる等一日中足を使った活動がない日はありません。時にはホールで走って止まるリズム遊びを楽しむこともあります。今回は乳児さんの活動をお伝えします。

 0歳児時代 這い這いの獲得を大切にします。目的の所に移動できる喜びを這い這いによって獲得します。這い這いは体幹を鍛え、腕を鍛え、バランス感覚、反射神経を鍛えるために大切にしたい発達の姿です。この時代、折を見て腹ばい遊びを意識的に行い這い這いへとつなげていきます。

 1歳を迎える前後からつかまり立ちや歩行が始まります。個人差があるので歩行の獲得は個々の姿によって違ってきます。散歩先でのあんよを楽しむのもこの時代です。往復はワゴン車ですが、目的の地では散歩用靴下をはかせてもらって、あんよに挑戦します。靴を履かないのは地面を自分の足の裏でとらえて、バランスを取ることを大切にしているからです。歩行が安定し始めると(安定の目安:両手を上にあげてヨチヨチ歩いていた姿から手が両脇に降りる、体幹がぶれないなど)靴を履いてのお散歩になります。あんよが楽しい時代です。

 散歩も保育士との手つなぎ散歩に挑戦します。往復歩きは厳しいので片道歩いて帰りはワゴン車に乗る等、子どもたちの様子を見ながら散歩の仕方は変わります。

 2歳を迎えると“走る”ことが出来るようになります。追っかけられたり追っかけたり「まてまてー」遊びが大好きになります。二人手つなぎ散歩が保育士の援助でできるようになり、散歩先の距離も伸びてきます。こすずめさん(2歳児クラス)は少し遠いところへの散歩に取り組めるようになります。もうワゴン車に頼らない散歩ができるようになります。

 スポーツの日がある10月、ナオミ保育園の運動会は10月21日に取り組まれます。元気に園庭を走り回っている子どもたちですが、もう一度子どもたちの生活に目を向けたいですね。歩くこと・咄嗟のとき身を守る動作(転んだ時に手が出る、ぶつかりそうになった時身をよける等)日常の積み重ねで獲得する力です。

 便利になり、チャンネルを回して番組を選んでいたテレビはとうになくなり(かなり古いですが)座ったまま操作するリモコンが当たり前、動かなくてもいいようにできてしまった生活は、余程意識しないと子どもたちの足腰を当たり前に丈夫にすることが出来ません。便利な時代の「あるく」をもう一度見直してみませんか。

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