子どもの思いに寄り添って~表現活動から~
2021.12.07
コロナ禍の中で環境も保育も様々な見直しがありました。
第6波が心配される昨今ですが、毎日の感染者の減少にほっと胸をなでおろす方も多いことでしょう。
保育士のマスク姿が当たり前になりました。子どもたちの笑顔には変わりがないのですが、保育園の子どもたちが、人の顔をマスク無しで見ることができる日々が早く来ますように今の最大の希望です。
幸いに子どもたちの絵にマスク生活が影響した表現は今のところ見かけられません。長引く中で「人の笑顔」を知る機会が失われないようにと思います。
これからインフルエンザの流行期にも入ります。昨年はやらなかった分、今年はどうなることでしょうか、心配は尽きませんがこれから迎える冬は皆元気で過ごしたいです。
昨年は写真や配信でご紹介した作品展でしたが、今年は日々の遊びの中で楽しんだ表現活動を、仮園舎の廊下を使って一堂に展示することができました。
0 歳の手先遊び・感触遊びから発した表現遊び、1 歳・2 歳のなぐり描き、ぐるぐるまるから 3 歳のマル閉じ表現、4 歳の形にこだわる年齢の中でものびのびと表現あそびを楽しむ子どもたちの姿に出会いました。5 歳の体験画、道具を使いこなす力に針と糸を使いチクチク縫物に挑戦、各年齢の手先を使った遊びが深まっていきます。
4歳はトンカチ・くぎに触れて、5 歳児はトンカチ釘の他にのこぎりにも挑戦します。
日曜大工や縫物など普段出会う機会が少なくなったと感じる昨今です。これらの道具は身の回りにあって便利なもの、物を作るとき必要に合わせて便利に利用できるものであり、使い方によっては危険なものだが安全に使うことを学ぶ機会になるといいですね。
子どもの作品をどうしても「うまくかけた」「上手ね」と表現を評価しがちですが、子どもの表現をじょうず・ヘタで評価するのではなく表現の思いを汲んでいただきたいと作品展観覧のご案内に書かせていただきました。子どもたちの表現は思いを語り聞いてもらった・共感してもらった思いが豊かな表現になっていきます。
手は第 2 の脳と言われます。いろいろな道具に出会うことは子どもたちの手先から脳を刺激し活性化します。感触遊びも道具を使うことに出会うことで、様々な刺激を受けています。ご家庭でも日々の中で表現の機会があるでしょう。形にこだわるのではなく、思いに寄り添ってたくさんお話を聞いてください。描いたり・作ったり・表現したりが楽しいと思う子どもたちになりますように。
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