先月すみれ組（５歳児クラス）で『だし比べ』をしました。まず子どもたちに、保育園の給食は美味しい？まずい？と質問すると「おいしい！」との返事。なんで美味しいと思う？の質問には「せんせいたちが　がんばって　つくってくれるから」と嬉しい回答がありました。

でも「それだけでは美味しい給食にならないのです。」と説明し、保育園で使用するダシを5種類用意しテイスティングしてもらいました。

かつお・こぶ・煮干し・干し椎茸・豚骨　どれもそのままの味で子どもたちに提供します。順番に試飲していくと…

「まずい・くさい・さかなのにおい・きのこのにおいがする」　などなど…。顔をしかめながら、たくさんの声があがりました。ダシはこれだけでは美味しくないことを知り、そこに塩や醤油が入った「お出し」を試飲してみると、「スープのあじだぁ」と皆の笑顔が見られました。

それからすみれさんは毎日の給食に、何のダシが使われているかを確認しながら食べるようになりました。この天然の基本味を小さい時から覚えていくことで健康の維持にも繋がります。

美味しく食べて、健康に過ごせる。日本の和食は良いことたくさんです。ご家庭でもぜひ、子どもたちと一緒にダシを取ってお料理してみてはいかがでしょうか。「だしがら」もふりかけなどにしてまた違う味を楽しんでみてはいかがでしょう。エコにもなりますしね。（給食室より）