子どもの虫歯を防ぐには?~歯科健診と歯磨き習慣~
2022.06.02
りんごの木では、年に一回、歯科医師さんに来ていただき、歯科健診を行っています。
0~2歳児さんは、歯医者さんのお膝に頭を乗せて、慣れている担任の先生や看護師に向かい合わせ抱っこで、診察を受けます。これは、小さいお子さんは泣いてしまうことが多いので、安心して受けられるようにするためです。
幼児さんになると、ひとりで座って診察を受けることができます。
自分のお名前を言って、椅子に座って、お口をあ~ん。終わった後には、「ありがとうございます」がしっかりと言えました。さすが、年長さんですね!
歯医者さんは、虫歯の有無、歯垢や歯石などの歯の汚れがないか、乳歯と永久歯の数、歯並びや嚙み合わせなどを診てくれています。
「みんな、なかなかきれいに磨けているね」と褒めてていただきました。
他にも、「すきっ歯でいいね!」と褒められているお子さんがいました。なぜなのか⁈歯医者さんに聞いてみたところ、乳歯が抜ける時期になると、顎も発達してきて、すきっ歯になってくるのが理想だそう‼
理由は、隙間が空いていることにより、小さな乳歯が抜けた後、その後に生えてくる大きな永久歯が歯並びの中に収まり、歯並びがきれいになるから。食べかすもたまりにくいので、虫歯にもなりにくいですね。
乳歯がすきっ歯だからと言って永久歯がそのまますきっ歯になる、ということはなくて、乳歯の歯と歯の隙間が乳歯から永久歯に生え変わる際、とても大事な役割を果たします。
近年、すきっ歯の子が減っているそう。小さいうちから、固いものをしっかり噛んで食べて、顎の成長も意識してみてくださいね。
子どもの虫歯を防ぐにはどうしたらいいでしょうか?
やはり毎日の歯磨き習慣と、定期健診が大切です。
歯が生えたら、かかりつけ医を見つけて、ご家族と一緒に定期健診に通いましょう。チェックと合わせて、歯石をとってくれたり、歯磨き指導もして下さいますので、虫歯予防になります。
そして、歯磨きを習慣にするには、小さいうちから、ママやパパと楽しく行うことがポイント。可愛い歯ブラシにしたり、好きな歯磨き粉の味にすると喜んでくれます。時間がない時は自分で磨かせて、夜など時間があるときはしっかり仕上げ磨きをしてあげましょう。
歯磨きができない時や食事の最後は、お水かお茶を飲むようにすると、食べかすや糖分が残りにくいです。りんごの木でも、食後にブクブクうがいを行っています。
6月4~10日は「歯と口の健康週間」。この機会に、ぜひ歯の習慣について振り返ってみてくださいね。家族みんなで80歳まで20本の歯を目指しましょう♪