節分は、名前の通り「季節を分ける」日です。暦の上で春になる「立春」の前日、冬の終わりの日でもあります。旧暦の立春が新年であったため、翌日から新しい季節が始まる区切りの日に、邪気や悪いものを落として、新しい年に幸運を呼び込むことを願った行事です。

子どもたちにとっては怖い鬼が登場する日。鬼のお面を作っている段階から、ドキドキしている幼児さんと一緒に柊とイワシを買いに行って準備をしました。

今年の鬼は職員のお友だちです。怖がって逃げ回り豆が投げられないのではなく、行事を楽しんで欲しいと思い、優しい青鬼さんに来てもらいました。子どもたちは新聞紙で作った豆に、病気や克服したいことへの思いを込めて、鬼の背負っているカゴに投げ入れます。

「おにはそと！ふくはうち！」と元気に言いながら新聞紙豆を投げることが出来ました。

そして青鬼はみんなの思いのこもった豆を「山に捨ててくるね」と言って去っていきました。「また来年ね！」

節分は日本の伝統行事でもあり、自分の心の中にいる「イヤイヤ鬼」「いじわる鬼」「泣き虫鬼」「おこりんぼ鬼」…と向き合う機会でもあります。少し怖かったけれど、みんなで豆を投げ楽しく行事に参加出来たことが、子どもたちの自信になることを願います。