収穫感謝祭
2021.11.16
11月10日。お天気に恵まれ、仮園舎の園庭で収穫感謝祭を行いました。
この行事は食べ物の命を頂くということや、《いただきます と ごちそうさまでした》の言葉に込められた意味を知って、食べ物を作って下さる方々に感謝をすることをねらいとしています。
「いただきます」には二つの意味があること。一つは生きている物の命を頂き、自分の命に代えさせていただくこと。二つ目はみんなの口に入るまでには沢山の時間や沢山の人達が関わっていること。
「ごちそうさまでした」は、冷蔵庫もない時代お客さんに食べ物を出すために走って用意していました。その様子を馳走と書き、大変な思いをして用意してくれた人へ感謝の気持ちを込めて、御を前に様を後ろに付け、「ごちそうさまでした」という言葉を食べ終わりに言うようになりました。
園庭に幼児組が集まり、秋の作物のお話を聞いて、子ども讃美歌【うれしいあきの♪】をみんなで歌い、園長先生のお話を聞いてお祈りをしました。
尾山台の魚屋さん”マグロくん”が来て下さり、“鮭の解体”の様子を見せて頂きました。鮭は内臓やあらの部分も含めて余すことなく食べられる食材です。
「うわーいくらだ!」「いくらだいすき!」と子ども達が言うと「くまさんもね、いくらが好きで、いくらを食べちゃうと後は食べないんだよ。美味しい所を知っているんだね」とお話ししてくれました。一匹の鮭には数千匹もの卵がいて、その中で大人の鮭になれるのは一握りなんだそうです。
目の前で捌かれる様子をまじまじと見ている子ども達。捌きながら話してくれるお話を良く聞いていました。
「あかちゃんのときはどんなかたちなの?どこをおよいでるの?」子どもたちから色んな質問が出ていました。
鮭は〈ちゃんちゃん焼き〉〈あら汁〉に調理して、みんなで美味しく頂きました。
年に一度の収穫感謝祭の行事を通して、生きるために《命》を頂いていること、沢山の人達が関わって作って下さっていることに感謝をして、日々の生活の中で大切にしていきたいですね。
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