作品展が始まりました🎨
2022.11.15
11月14日から作品展「てててて展」が始まりました。仮園舎の廊下に、0歳児から5歳児まで全クラスの作品を展示しています。
赤ちゃんは生れてわずか数カ月で見たものに触ろうと手を動かします。ぎこちなく力を込めて5指でつかんでいた手は力の加減ができるようになり、3指で「つまむ」姿へと変わっていきます。
ひよこ組(0歳児)は手指を使って「ひっぱる」「おとす」「つまむ」などの遊びを繰り返し楽しむとともに、腕を「おおきく おおきく動かして描く」経験を楽しみます。
左右の手を使い分けることが上手になってくるこりす組(1歳児)は「くっつく」「はずす」を楽しみます。物と物を合わせ、くっつけることで違う形になる喜びを感じ、やがてくっつけたものを見て「○○みたい」とイメージが芽生えてきます。ぬりたくりやなぐり描きを思う存分楽しみ、心を解放していき、たくさん描けた線に意味をつけていきます。
こすずめ組(2歳児)では、どろんこ・ねんど・新聞・砂など身近な形の変わる素材を使って遊び、形の変化を楽しみます。できたものへの意味づけがはっきりしていくと、次第に最初にイメージをもってから作り始めていく姿へと変化していきます。描画ではひとつひとつの○に思いを込めて楽しくおはなししながら描いていきます。
こばと組(3歳児)はより多くの素材にふれ、素材の特性を感じていきます。幼児クラスになり経験や世界がぐっと広がり、体験を通して制作や描画を楽しみます。「できあがっていくこと」「描けていくこと」 表現することが楽しくてうれしい時期です。
ゆり組(4歳児)になると新しい道具に出会います。集中力と巧緻性が要求される金槌を使ってのくぎ打ちに、こうやりたいけど「できない」と悩み、描画では、こんなふうに描きたいのに「うまく描けない」と葛藤します。そのなかでお友だちに助けられたり、簡単にできる取り組みを経験したりすることで、「できた!」の喜びと自信をつけていきます。
そのような葛藤を乗り越え、たくさんの経験が生きるすみれ組(5歳児)は時間をかけてじっくりていねいに作り上げていきます。より危険を伴う道具を安全に使う術を獲得し、のこぎりを使って木を切っていきます。また、みんなで話し合ってひとつのまとまったテーマをきめ、それに向かって一人一人が作り上げていくことができるようになります。
子どもたちひとりひとりの作品には、作品になるまでのたくさんの思いがつまっています。できたものだけをみるのでなく、そこへたどりつくまでの経緯に思いを巡らせながら、お子さんと「おもい」を共有し、楽しみ喜びあいながらご覧いただければと思います。
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