日々子ども達と過ごしていると沢山の感情に触れさせてもらうことがあります。大人になると日常の忙しさから些細なことを見逃す事が増えてしまいがちですが、子ども達は毎日の生活の中でたくさんの感情を表現してくれます。

ある日、5歳児クラスの男の子が「俺たちって幸せだよな」と友達と話していました。何が幸せなんだろう？と耳を傾けていると、午睡時間の時に園庭で沢山遊べることが彼にとって「今の幸せ」だという事でした。

周りのお友達も「そうだね！！」と共感し、その場の空気は幸せオーラになりました。

別の日には「先生アリがいっぱいいる」と大興奮。「本当だ！よくそんなにたくさん見つけられたね！！」と気持ちを共有すると,しばらく虫探しに夢中になる事もあります。

嬉しいときだけではなくお友達と喧嘩をした時も「くやしいよね」「かなしいね」。また、お腹がすいた時も「おなかすいたよね」など子ども達が感情を素直に言葉にすることで心が満たされるのかなと感じています。

これからの卒園・入園・進級などの心が不安定なこの時期に子どもの何気ない感情を知り、受け止めて言葉を交わすことが増えてくれる事を願います。