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社会福祉法人 ナオミの会 上北台こひつじ保育園

7月「絵本との出会い」

2020.07.27

 保育園では、0歳児のつくし組から絵本に触れあう機会をたくさん作っています。お子さんとのコミュニケーションの一つとして、読み聞かせを取り入れているご家庭も多いのではないでしょうか。いつも何気なく読んでいる絵本は、子どもの成長にどんな影響をもたらすのでしょうか。

 絵本・児童文学作家の正岡慧子(まさおかけいこ)さんのお話をご紹介したいと思います。
 人間の聴覚は生まれたての赤ちゃんも大人と変わらない能力を持っていると言われていますから、赤ちゃんもしっかり読み聞かせを聞いているという事になりますね。聴覚に対して、視覚は成長と共に発達します。例えば色を識別する能力は、生後2~3か月で芽生え始め、6か月あたりから原色の識別ができるようになってくるので、赤ちゃんに絵本を選ぶ時は、できるだけ原色が使われていて、描かれている輪郭がはっきりしたものが良いでしょう。
 私はよく読み聞かせについての質問を受けますが、わが子への読み聞かせなら答えは簡単!ありったけの愛情を込めて読むだけでいいのです。子どもの心には、自分のために一生懸命に読んでくれたお父さんお母さんのこえや姿がしっかりと残り、そこから受け取った愛情や自信を頼りに成長していくのですから。
 読み聞かせは、親子の絆を強くしてくれる最強の方法です。読み聞かせの時間が子どもにとっては何よりも幸せな時間になるよう、心を込めて呼んであげて下さい。

 親子の絆を強くしてくれる「読み聞かせ」ですが、園の生活の中でも様々な場面で、絵本や紙芝居、素話などのお話に触れる機会がたくさんあります。見たものや聞いたものを純粋に吸収する子どもたちにとって、絵本の中で繰り広げられるお話の世界に、自らの体験を重ね、多くのことを学びながら、喜び、思いやり、頑張りなどの心が育っているかと思います。この『子育てコラム』の中でも絵本紹介があります。園の玄関横のホワイトボードにもおすすめの絵本が毎月紹介されていますので、是非お子さまとのコミュニケーションアイテムの一つとして参考にしていただければ嬉しいです。また、お子さんが園で聞いてきた絵本の題名が分からない時なども、職員に気軽にお尋ねくださいね。

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