ナオミ日記

園便り 平成30年6月

2018.06.05

アジサイの花が咲き始めました。今年の梅雨はどんな梅雨になるのでしょうか?
5月職員会議で、保育目標会議を行いました。
各年齢の子どもたちのクラス目標は次の通りです。

保育理念
「互いに愛し合いなさい」「いちばん小さきもの弱きもののためにつくしなさい」

保育目標
・集団の中で力を合わせ、励まし合って成長し健康で心豊かな子ども。
・子どもとの信頼関係を大切にし、安心して自分が出せるように。
・友達への関心が育ち仲間と遊ぶことが楽しいと感じられるように。
・家庭的雰囲気を大切にし、外で思い切り遊ぶことが出来るように。
・集団遊びを通してルールがあることやルールを守って遊ぶことが楽しいことに気づくことが出来る。

すみれ
・たくましく遊べる子ども
・感動できる子ども
・基本的生活習慣をきちんとできる子ども
・約束が守れる子ども
・考えることができる子ども
・自分の考えや要求を言葉ではっきり伝えられる子ども
・話が聞ける子ども
・相手のことを思いやれる子ども
・頑張って最後までやり抜く子ども
・みんなで喜びあえる子ども。

ゆり
・生活の技術をしっかり身に着ける。
・仲間と一緒に楽しく遊ぶ。
・体験や経験を通して力をつける。
・自分の要求や思いを言葉で伝える。
・ルールを守って遊ぶ。

こばと
・毎日保育園に来ることが楽しい。
・生活習慣の確立を目指す。
・様々な経験を通して表現活動を楽しむ。
・友達とかかわる中で相手の気持ちに気づき、一緒に遊ぶ楽しさを知る。
・戸外遊びを十分にして自分の身体を使いこなすことができるようになる。

こすずめ
・基本的生活習慣を身につけよう。
・自分の思いを言葉で表現できるようになろう。
・イメージを共有しながら豊かに遊ぼう。
・楽しい思いを共有し、友だち関係を広げていこう。

たんぽぽ
・基本的な生活習慣が少しずつ分かり、保育士に見守られたり援助をされながら自分でやってみようとする。
・遊びや生活を通して日常生活に必要な言葉がわかるようになり、自分の要求を動作や言葉で表す。
・いろいろな活動を通じて保育士や友達と一緒に遊ぶ楽しさを味わう。
・保育者と関わる中でごっこ遊びや模倣遊びを楽しむ。

こりす
・よく食べ よく寝て、自分の感情を思い切り出そう。
・ひとり遊びをじっくりたっぷりしよう。

ひよこ
・よく食べ よく眠り 楽しく遊ぼう。
・大人との安定した関係の中で生活し、依存する気持ちが満たされるように。

保健
・たくさん遊び・たくさん食べて
・たくさん寝る。基礎体力がつき、健康増進が図れるよう努める
・子どもの心身・発育・発達状態を把握し、一人一人の子どもの状態に応じて家庭と連携を図っていく
・年間を通して感染症の流行が拡大しないように職員、保護者に啓蒙していく・感染症発生時保護者へ注意喚起(掲示板や連絡ノート等)と職員へ周知する
・家庭での感染症予防の対策について情報を提供する。

給食
・いただきます、ごちそうさまの意味を伝える
・友だちとの食事を楽しみながら良い食習慣を身につける
・旬の食材を取り入れ、行事や食文化を伝える献立
・作る喜びや楽しさを知っている子ども
・苦手なものでも頑張って食べてみようと思える子ども
・バランスの良い食事量が意識できる子ども

保育の目標を目指す過程の中、子どもたちは生活習慣の獲得に取り組みながら日々の生活を送ります。

新保育指針では
0〜2歳児は、食事や睡眠、排泄のケアはもちろん重要ですが、非認知能力の基礎が育つ時期でもあり、「学びの芽生え」が見られる時期です。人との関わりも重要で、基本的信頼感を形成するために、アタッチメント(愛着)に、よりいっそうの配慮が必要です。ナオミ保育園0歳児は担当制の保育を行い 愛着関係の土台作り保育に取り組んでいます。

保育の第1は、子どもの生命の保持と情緒の安定です。すべての年齢の保育において、健康で安全、快適であり、生理的要求が満たされて保護されていることが大事です。0〜2歳児はより養護性を意識した保育が求められています。きちんと「養護」されることで、子どもが自分の気持ちを安心して表し、それを周囲の人が受け止め、自分を肯定できるようになり、はじめて「学び」が成り立ちます。つまり養護がベースにあり、その上に知識などの認知能力や非認知能力を育てる「教育」があるため、保育園では「養護と教育の一体的展開」が求められているのです。これは子どもが幼いほど重要だとされています。

もう一つ子どもたちは守られることだけではなく、自らを守る力の育成も欠かしてはならないことです。日常遊びの中で「ころぶ」「ぶつかる」等小さなけがを体験します。咄嗟の行動、身の守り方等その時々に経験します。小さなけがを体験する中で大きなけがを回避する力も育てたい。

ナオミ保育園では、生活習慣の自立に向けた取り組みが各年齢の、成長に合わせて取り組まれています。靴が履けるようになる・スプーンでご飯が食べられるようになる・箸が使えるようになって・衣服を一人で脱ぎ着できる、この技術は明日になればできるものではなく、長期に渡って体験を繰り返す中で達成に至ります。保育目標はその手順でもあります。生活技術の獲得は、学びながら達成する教育的側面に繋がっていきます。基本的生活習慣(食事・排泄・睡眠・着脱・清潔)を、一人ひとりに合わせて力をつけていくことが、学びを豊かにしていく基礎になり、学びの土台をつくります。日々のことですが、「靴が履けるようになったのよ」は成長の過程の中で、獲得した子どもの生活習慣の大きな成長とみてあげてください。

5歳児すみれさんは、基本的生活習慣を獲得した子どもたちです。個々には細かな課題がありますが自分で「食べる」「着替える」「排便、排尿は一人でだいじょうぶ」「寝る」「着替えられる」「汚れたら手を洗う」等を5年間の中で獲得し、今は仲間と話し合い、意見を交わす事や自分たちで行う当番活動があります。
これらの活動は保育指針の中に
協調性:友達とかかわる中で、互いの思いや考えなどを共有し、共通の目的の実現に向けて、考えたり、工夫したり、協力したり、充実感をもってやり遂げるようになる。
道徳性・規範意識の芽生え:友達と様々な体験を重ねる中で、してよいことや悪いことがわかり、自分の行動を振り返ったり、友達の気持ちに共感したり、相手の立場に立って行動するようになる。またきまりを守る必要性がわかり、自分の気持ちを調整し、友達と折り合いをつけながら、決まりをつくったり、守ったりするようになる。
保育指針に掲げられた『卒園までに付けたい10の力』の2項目です。
すみれさんの当番活動(当番活動のみならず)は、何事もなくスムーズに活動が行われるわけではありません。子どもたち一人ひとりが、「みんなでやったね」と達成を喜び合えるまでには、様々な困難を乗り越えなくてはなりません。その困難時に「話し合い活動」が子どもたちの気持ちを伝えあう重要な取り組みになってきます。その中でクラスの約束事が提案されたりします、集団ならではの活動です。今ナオミのすみれさん(5歳)がまさに渦中にいます。子どもたちの1年間の活動を見守ってあげてください。
また保育はご家庭の協力やご理解があってより豊かになります。お気づきのことや、疑問に思うことなど率直にご意見いただけると、保育の気付き・振り返りになります。「共育て」の基本と考えます。