ナオミ日記

園便り 平成30年3月

2018.03.26

3・11を忘れないで
2011年3月11日(金)ナオミ保育園は、幼児組がお別れ遠足で子どもの国へと出かけていました。2時46分の少し前こばとさんが保育園に帰園し、ゆりさんは電車の中、すみれさんは子どもの国駅にいたときに地震発生子どもたちの安全確認はしばらくして取れましたが帰園するまで長時間を要しました。もちろん園にいる子どもたちのお迎えも遅い時間になりましたが、避難食の準備、食料の確保は多くの職員で分担し子どもたちに不安を与えることなくお迎えまでの時間を過ごすことが出来たことは何よりでした。ゆりさんは高津警察署のロビーに、すみれさんは子どもの国駅近くのスーパーで暖を取らせてもらい夜間に世田谷区が車を出動させて迎えてもらいました。そんな体験からナオミ保育園では遠足時の持ち物に避難物資(水、暖房用シート、非常食等)を持参しています。また避難箇所を数か所決めて、その時の居場所によって避難場所が確定できるようにしました。
その後に起きた原発事故による食料への影響、保育園は食料入荷先を指定するという食品の安全確保に追われました。東日本で農業を営む方々の心境はいかばかりだったことでしょう。「子どもの口に入るもの」で判断すると安全を優先するのが、保育園が課せられた課題です。世田谷区に食料を持ち込んで、現在も放射線検査が取り組まれています。ナオミ保育園も年間に4回食料検査を行っています。7年たって行方不明者はいまだに2539名。地震と津波による被害、どんなに便利になっても、自然災害はどうすることもできませんが人間の知恵で被害をより最小限に抑えることができるはず。3月11日を忘れないでいよう。


すみれさん卒園に向けて
今年の卒園児は、ナオミ保育園での保育歴5年と6年の子どもたちです。長いようで短かった6年間。その間に食べることや歩くこと、お話しすることから、きちんと意見を伝える技術も学びました。すみれの活動の中で「結果ではなくその過程を大事にしたい。」と伝えています。竹馬の取り組みや、子どもたちが演じたページェント、大きくなったねの会の劇作り等、作り上げる課程の中に様々な葛藤や喧嘩を乗り越えてきました。

こどもたちの「生きる力」の喪失傾向にあるといわれる昨今、「できた」達成感を取り組みの過程や仲間と共に実感するこのことが子どもたちの生きる力に繋がっていくと確信します。
子どもたちの達成感は知恵として子どもたちの心に残ります。「あー、あの時こうだった」体験が確かな力となって発揮されるところに子どもたちの成長を見てきました。今はその経験をたくわえる時期です。

一年間いろいろな体験をしたすみれさんが3月17日(土)卒園式を迎えます。
桜咲くころ入学式、ひとつ大きくなることに胸膨らませています。
ピカピカのランドセル背負って元気に一年生になーれ